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Turn to You の無駄使い?ドラマ「liar〜すれ違う恋〜」レビュー

ドラマ「liar 〜すれ違う恋〜」は、佐藤大樹と三上愛主演による、会社員の男女による恋愛感情のもつれを描いたドラマである。

dTVオリジナル作品ランキング連日1位を獲得した人気ドラマだったが、本当にその価値があったのだろうか?

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悪女・悪男ドラマと期待したが…

ドラマ「美しい彼」の放送枠からそのまま「liar」に流れてきた視聴者も多いのではないだろうか。

「美しい彼」で主演を演じた八木勇征と同じFANTASTICSのメンバーである佐藤大樹の主演抜擢、そしてエンディングテーマにFANTASTICSの楽曲が充てられたことで期待が高まった。

予告カットには大胆にも裸で絡み合う佐藤大樹と三上愛、予告ムービーも過激な濡れ場が採用され、刺激的な印象を与えた。

当初は彼女がいながら主人公と肉体関係を持つ佐藤大樹の浮気ドラマを想像させたが、実際は素直になれない男女2人の純愛を描いた内容だった。

徐々に面白くなると期待したが…

2人の思いが通じ合うのは6話目になるが、それまでの内容がひどすぎて素直に応援できないという視聴者も続々。

しかも7話目では、イチと別れる際に欲望のままセックスした美沙緒が妊娠するというトンデモ展開。

妊娠をなんだと思ってる?都合のいい最終手段みたいに使うなや!とヤジを飛ばしたくなった。

1話目から数えて浮気、セフレ扱い、婚約者の自殺未遂、くだらない駆け引き、唐突な4年後、妊娠…

一体何を見させられてるんだと言いたくなるようなひどい内容の羅列。(個人の感想です)

無意味な濡れ場シーンの連発

濃厚なセックスシーンも最初こそ刺激的だったが、何度も何度も見せられるとウンザリしてしまう。「またやってる…」と早送りしたくなる。

会いたい!やりたい!という気持ちはよく分かった。「好き」という気持ちで説得させてくれないと、2人が4年の歳月を経て気持ちを通わせるシーンに何の感動も生まれない。

通常、ドラマというのは「こんな恋がしてみたい!」と理想を抱かせるものだが、このliarに至っては「こんなふうにはなりたくない」と思ってしまう。

等身大の男女の恋愛を描くにしても、一般人のほうがもっとマシな恋愛をしているのではないだろうか。

主人公2人の性格が好きになれない

個人的に一番怒りが湧いたのは美沙緒がイチとの別れを決断して「他に好きな人がいる」と涙ながらに告げるシーン。

いや、何泣いてんねん

あろうことかその「好きな人」の名前に適当な上司の名前を拝借し、イチと上司の関係性にも溝を作ってしまう身勝手さ。

ああそうか、身勝手な2人だから相性が良いのかもしれない。

なんかこれ、ドラマを見ているというか友達の愚痴聞いてるときの感情に近いものがある。

周りを振り回して好き放題してしまいには妊娠しちゃいました!どうしよう💦

この恋を応援したいと思えるか?
自分は思えなかった。

このドラマについて特記するならばエンディングテーマの『Turn to You』が良曲であることだ。

良曲すぎてドラマの陳腐な内容と噛み合わない。

せめて歌詞の半分でも誠実な恋愛ドラマであれば共感できたのにな、と思う。

 

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